ライブラリとは?
ライブラリとは、当たり前ですが「図書館」のこと。
図書館では、様々な人が書いた、様々な本を読み、借りる事ができます。
Androidというより、プログラミングにおける
「ライブラリ」とは、まるで図書館のように、
【他人が作ったプログラミングを、自分のアプリの一部として利用できること】
を言います。
何らかのプログラムを作った人の中には、
自分の作った便利なプログラムを世の中の人々が利用できるように、
ネット上に公開してくれている人がいます。
そういった「ライブラリ」を利用して、
自分のアプリの一部として使うことができるのです。
どんなライブラリがあるの?
Androidのライブラリだけでも、
ネット上には様々な人が、膨大な数のライブラリを公開しています。
見た目を変更するライブラリ、
自分で作ると面倒な機能を簡単にするライブラリ…
LINEやクックパッドなど、
大企業の作った有名なアプリも、複数のライブラリを使用して作られています。
ライブラリを使うことで、より複雑で多機能なアプリを、
簡単に作ることができるようになるのです。
注意点は?
使用ルールがあります
ライブラリは、自分のアプリに使うことができるといっても、
元々は他人が作ってくれたもの。
そのため、作った人が設けたルールがあり、
使う人はそれに従って作らなければなりません。
ルールの種類は様々で、
改変をしてはいけないとか、商用に使ってはいけないとか、
作った人の名前を表示しなければならないなど、色々です。
詳しくはこちらをご覧ください。
・たくさんあるオープンソースライセンスのそれぞれの特徴のまとめ – Qiita
http://qiita.com/tukiyo3/items/58b8b3f51e9dc8e96886
サポートはありません
オープンソースライブラリ(無料で公開されているライブラリ)のほとんどは、
無料で使える代わりに、サポートがありません。
つまり、導入についての説明はあるものの、
導入時に問題が生じたり、導入したことによって自分のアプリが上手く動かなくなったりしても、
自分で解決しなければなりません。
これは、そのライブラリ自体に問題があった場合でも同じです。
他人の作ったものを無料で使っているのですから、
自分でなんとかしなければならないのは当然ですね。
説明は英語です
ライブラリは、日本人だけでなく、世界中の開発者が作っています。
むしろ、日本人は少数派だと言っていいかもしれません。
ですので、導入や使い方の説明書や、質問できるフォーラム(存在する場合場合)は、
基本的に英語で書いてあることがほとんどです。
(日本人の作ったライブラリは、たまに日本語だったりしますが)
といっても、それほど難解な英語で書かれていることはあまりありません。
高校卒業程度の英語をマジメにやっていた方なら、なんとか分かる程度だと思います。
ライブラリの導入方法
Android Studio以前は、
複数の必要なファイルを適切な場所に設置したり…など、
導入が複雑な場合もありました。
ですが、Android Studioになって、
とっても便利なライブラリの導入方法ができました。
例えば、こんなライブラリがあるとして…
https://github.com/florent37/MaterialViewPager
導入方法は、こんな感じで書いてあります。
この、「compile~」以下の文章を、
GradleScript → build.gradle(Module: app) の、
dependencies の中にコピペしてください。
すると、エディタの右上に
Sync Now が出現しますので、クリックしてください。
これで、問題がなければ導入が完了します。
問題があれば、問題の内容のエラーが表示されます。
問題が無いはずなのに、エラーになるよ、という人は、
導入後、Build → Clean Project してみてください。
ライブラリを探せるところ
UI(画面表示)関係のライブラリをわかりやすくまとめてくださっている方
・List of Android UI/UX Libraries
https://github.com/wasabeef/awesome-android-ui
その他のライブラリは、
「Android ライブラリ」
「Android ●●(やりたいこと) ライブラリ」
などでググってみてくださいね!(丸投げ)
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