こんなにヤバイ!!バンコクの交通事情

バンコクの渋滞

バンコクの渋滞

バンコクは渋滞が多い。
めちゃくちゃ多い。

バンコクの道路は「ソイ」と呼ばれる通りでできている

バンコクは、市の中心部から東に向かって何本か大きい道路が伸びていて、
そこから根っこが生えるように、南北両側に「ソイ」と呼ばれる細い道路が伸びている。

「ソイ」には、交差点ごとに番号が振られていて、
手前(大きい道路に近い側)から奥に行くに従って、番号が大きくなっていく。

例えば、「エカマイ」駅に面した大きい道路から伸びる細い道路は、「エカマイ・ソイ●●」という番号で呼ばれる。
例えば、「エカマイ・ソイ13」だったら「あぁ、比較的大通り(駅)から近い位置なんだな」とわかるし、
「エカマイ・ソイ28」といったら、「大通りから結構遠いところにあるんだな」とわかる。

正直、画期的なシステムだと思う。
初めての場所でも道に迷いようがない。

「●●ソイ・13」と言われたら、行ったことのない場所であっても、
●●駅(もしくは大通りの交差点)を探して、そこから5分くらい歩けばいいんだな、とわかるからである。
タクシーにもそう言えば伝わる。(もちろん、タイ語で、だが)

「ソイ」でヤバイ!!交通渋滞

市の中心部から伸びる大きな道路は、車線数が多いので、それほど混雑していない。
だが、そこから伸びる「ソイ」は、交通量に比べて細すぎる場合が多いので、
メチャクチャに渋滞する。

時に、タクるより歩いたほうが早いレベルになることがある。

日本人が多く住む「トンロー」「エカマイ」エリアの場合は、
夕方から夜にかけてが混雑のピークになる。

日本人向けの居酒屋や、夜でも営業しているクラブなど、
夜でも需要の多いエリアだからである。

だから、日本式居酒屋の多い「トンロー」や「エカマイ」に住んでいて、
夜一杯飲んで帰ろう、なんて場合には、「ソイ」の入り口までタクシーで行って、
そこから歩いて帰ったほうがいいかもしれない。

バンコク渋滞の救世主!?「バイタク」

そんな渋滞激しいバンコクの道路事情からか、
バンコクでは「バイタク」と呼ばれる乗り物がある。

「バイタク」とは、その名の通り、「バイクタクシー」の略である。
読んで字のごとく、バイク(スクーターだが)に二人乗りする乗り物である。
強者のタイ人は3人乗りしている。
最高4人乗りまで見たことがある。
タイの道路交通法に違反しているかは分からないが。

「ソイ」のそこかしこに、オレンジ色のゼッケンのようなものを着たオッサンが集まっている場所がある。
彼らが「バイタク」の運転手である。

この「バイタク」、渋滞で全く動かない車のスキマをスイスイ通り抜けていくので、
なんとも痛快である。

おまけに、タクシーよりも安い。
値段は距離によって変わるが、概ね歩いて15分程度の距離なら100円ほどだと思う。
料金表が貼りだされているので、いちいち交渉、ということにはならない。

こんなにいいことが多いので、地元の人も日常の足としてよく使っている。

しかし、この乗り物、
非常に危険なんです!!(テレンス・リー)

なにせ、渋滞でごった返す車のスキマをスイスイ走っていくので、
膝やつま先が車にぶつかりそうになる、バスや大型車のミラーにラリアット食らいそうになる、など、
その道のりは非常にスリリングである。

おまけに、バイタクの運ちゃんは、「目的地に着けばいいんだろうが」とばかりに、
こちらの危険は一切顧みてくれない。

さらに、たまに運ちゃんが若干ぼったくってくることがある。

乗る前は「30バーツ」と言ったくせに、降りるときになって「40バーツ」と言ったりする。
その差、日本円にして約35円。
ボッタクリ方がセコすぎて泣く。

なので、バイタクはどーしても必要に迫られた時以外は乗らないようにしましょう。
ましてや酔っ払って乗るなど論外。
危なくて非常に怖い思いをすることになるだろう。
体験者が言うんだから間違いない。

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