バンコクのバスにタダ乗りする方法wwwバンコクの公共交通機関

バンコクのバス

バンコクの公共交通機関

いっつも渋滞しているバンコク市内でも、
市民が日常の足として使っている公共交通機関がある。
バスとBTS(スカイトレイン)である。

バンコクのバス

バンコクのバス

バンコクのバスは、たいていボロい。
エアコン付きの高級バスと、エアコン無しのアチいバスがあるが、
たいていどっちもボロい。

写真は、エアコン無しのバスである。

乗り方は、バス停で待っていればバスが停まるという、何の事はない、日本と同じオーソドックスなものである。

しかし、
実はこのバスへの乗車方法、日本より難易度が高い。

まず、バス停で待っててもバスが止まらない事がある。

何か運転手の気に障ることでもあったのか、
明らかに人が待っているのに、バス停の目の前にいるのに、運転手が待っている人をチラ見しているのに、
なぜかブレーキを踏むこと無く通り過ぎることがある。

そこで、上級者のタイピーポーは、
タクシーを止めるがごとく、バスに向かって手のひらをヒラヒラ~とやって、「ボク、ここにいるから止まってね!」アピールをする。

次に、バスに乗りかけなのにバスが動く。

これは、「こともある」じゃなく、ほぼ100%の確率で、乗りかけなのにバスが発車しようとする。

何をそんなに急いでいるのか。
運転手は鼻歌を歌いながら運転してることもある、私服ののんきなオッサンである。
急ぐ用事は無いだろう。バス会社から「急げ」という圧力があるとも思えない。
第一、バンコクの路線バスには時刻表がない。
客にとってみれば今来たバスが遅れたのかどうかすら分からないのだ。
急ぐ必要は全くないと断言できる。

タイでバスにのるときには、ケガに気をつけよう。

さらに、バスがどこに行くか分からない。

正確には、「知っていないと分からない」である。

なにせ、バス停には時刻表も無けりゃ路線図もないのである。
「いつ来るか」「どこに行くのか」初見では全く不明。
ふざけているのか。日本だったら運営会社はたちまち潰れることだろう。

ただ、バスには数字で番号が書いてある。
その番号の振られたバスは、決められたルートを巡回しているのだ。

だから、上級者のタイピーポーは、
自分の使うバスの番号だけを覚えていて、それがどこに行くか知っているので、それに乗る。

しかし、いくらタイピーポーといえども、
自分が普段使う番号以外の番号のバスがどこに行くか知らないことが多く、
「●●番のバスって、どこに行くの?」と聞いても、「さぁ?」と返ってくる事が多い。

ちなみに、番号が書いてあるのはバスの車体にだけであって、
バス停には番号が書いていない。
だから、「このバス停には何番のバスが停まるのか」についても、
「知っていないとわからない」のだ。

バンコクのバス停が客に伝える情報はただひとつ。
「ここはバス停である」

バスにタダ乗りできる!?

あなたがバンコクに長期滞在するのなら、
「いつ来るか」「どこに行くのか」分からないバスに飛び乗り、
飛び乗りかけたところでバスが発車しだす日が来ることだろう。

一度バスに乗ってしまえば、後は簡単。
乗車料金を支払って、目的地(のバス停)についたら車内のブザーを押して降りるだけである。

乗車料金は、そのバスに乗っている料金徴収係のオバちゃんに支払う。
というか、乗った途端にオバちゃんが料金を徴収に来る。

料金は、エアコン無しのバスで20バーツほど。70円くらいか。
オバちゃんに20バーツ渡すと、小さい切手のようなものをちぎって渡してくる。
これが乗車券なので、降りるまで無くさないようにする。
検札されたことは一回もないが。

このときオバちゃんに高額紙幣を渡すと、マジで嫌な顔をされる。
「他の客に両替してもらえや!」って言われるかもしれないので、注意が必要である。

ところで、ごくたまに、このオバちゃんがバスに乗っていない事がある。
料金徴収係がいないのである。

これには困った。
どうしようかと思って大学生っぽいお兄ちゃんに英語で尋ねたら、
「あぁ、無料ですよ」

は?

驚くべきことに、「料金徴収係が乗っていない=無料」という超シンプルな認識なのである。
確かに他の乗客たちは、一切料金を払うこと無くビシバシ乗ってきて、ガシガシ降りていく。

職務が怠慢なバスの運営会社は、料金の徴収に関しても怠慢だったのである。

このユルさが逆に楽しくなってきた。

あなたがバンコクでバスに乗ったら、
料金徴収係のオバちゃんがいないか見回してみよう。
いなかったら大喜びでタダ乗りするがいい。
怒られても私は責任持てないが。

バンコクのBTS(スカイトレイン)

BTS

BTSとは、バンコク市内の主要な箇所を走る、高架鉄道(モノレールの電車版みたいなもの)である。

バンコクには、このBTSの他に、地下鉄などの電車があるが、
このBTSはバンコク市内の特に需要の多いエリアを走っているので、
日常の足として使っている市民が非常に多い。

観光地やショッピングの中心地も走っているので、
観光で短期滞在しても乗ることがあるだろう。

BTSはまだ新しいので、とてもキレイである。

また、バスのユルさが嘘のように規則が厳しい。
各駅には警察?警備員のような人が2人以上はかならずいる。
電車の接近警報もまだなっていないのに、線路の近くの黄色い線に「近づいただけで」怒られる。
かなりしっかりと運営されていて、逆に好感が持てるレベルである。

このモラルの1割でも、バスの運営に活かすことはできないのだろうか。

切符は、その都度買うこともできるが、人気の駅では券売機の前は行列になる。
「Suica」のようなプリペイドICカードが駅の窓口で買えるので、予め買っておくことをおすすめする。
(ラビットカードという名前)

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