激安!!バンコクの床屋
↑の写真は、バンコクの床屋である。
バンコクには案外、床屋・美容院の類が多い。
3ブロックも歩けば、必ず1件はあるんじゃないかという勢いである。
バンコクの床屋・美容院は、だいたい以下の3種類に分類される。
1.日本人をはじめとした外国人が、主に外国人向けに経営しているところ。
2.タイ人が、外国人もしくはタイ人の金持ち層相手に経営している高級店。
3.タイの一般人が日常使う、ローカルなところ。
↑の写真は、もちろん3のローカル店である。
いかにもローカルな佇まいではないか。
この外観で高級店とは言わせない。
もう一度写真を見て欲しい。
入り口の文字に注目して欲しい。
「80」という数字が確認できるだろうか?
そう、ここはなんと、「80バーツカット」なのである。
驚きの288円。
300円を切ってしまった。
日本の千円カットが高く感じる。半額以下である。
もちろん、現地でも最安値ラインである。
これは行くしか無い。
80バーツカットはこんなだ!!
恐る恐る中に入ると、愛想の一切ないオバちゃんが、先客の髪を切っている最中だった。
30代くらいのヤンキー親父が息子を連れて待っていた。息子は騒いでいる。
オバちゃんは私を見るなり、「やっかいそうな外国人がきやがった」というしかめっ面をする。
タイらしい接客である。好感が持てる。
私の順番が来た。
オバちゃんが席へと促す。
何かタイ語で話している。
分からない。
英語で「英語わかるか?」と聞く。
もちろん分からない。
こんなこともあろうかと、私はGoogle翻訳を用意していたのだ。
オバちゃんにスマホの画面を見せる。
そこにはタイ語で「3分の1くらい切ってね」と書いてある。
通じない。
オバちゃんがあからさまに「わかんねえよ」という顔をする。
これには焦った。
しょうがない。
ええいままよ、とばかりに「お任せで」というジェスチャーをする。
「お任せで」というジェスチャーは難易度が高い。
オバちゃんに通じたかは全く自信が持てない。
しかし、オバちゃんは遠慮なく髪にハサミを入れてきた。
タイらしいチャレンジ精神である。
バンコクの床屋で髪を切ったら、こんなことになった!
笑顔が引きつって見えるとしたら、それは錯覚ではない。
この後、バンコクで開業している日本人の友人の店に行き、直してもらいました…
バンコクに行こうと思っている方、まともな床屋に行こう!!
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